代表・音楽監督兼常任指揮者

 

下村郁哉  Ikuya SHIMOMURA

 

鹿児島県南さつま市大浦町出身。鹿児島県立加世田高等学校卒業。武蔵野音楽大学卒業。指揮法を黒岩英臣、ヘルムート・リリンク。管弦楽法を石丸寛。和声楽対位法を萩原英彦、田中均。声楽を疋田生次郎。ピアノを渡辺規々雄氏の諸氏に師事。1987年プロ混声合唱団、東京カンマーコーアに入団、指揮者としても活躍する。1991年新日本フィルと東京カンマーコーアを指揮してデビュー。「音楽の友」「音楽芸術」他数誌より

「指揮者としての音作りと声部のバランスが卓越しており、将来大きな期待をしかと感じさせる指揮者」と評される。これまでに、海外公演はオーストリア・ウィーン(楽友協会ホール、コンチェルトハウス、国立歌劇場、シュテファン大聖堂)ドイツ・ベルリン(ベルリンフィルハーモニーホール)、ボン(ベートーヴェンハウス)、チェコ・プラハ(スメタナホール)、スペイン・マドリード(サルスエラ劇場)、フランス、スイス、ハンガリー、ベルギー、リトアニア、中国に及び、シュトゥットガルトのバッハ・アカデミー国際指揮マスターコースなど、海外でのオーディションにも多数合格。ベートーヴェンと第九交響曲を長年に渡って研究しており、その研究に裏付けられた解釈と指導には、全国にファンも多く、「サントリー1万人の第九」「国技館すみだ5000人の第九」「日本航空第九コンサート」「河口湖第九コンサート」「ONE SUNTORY みんなの第九」など、国内の主要な「第九」コンサートの指導、指揮を務め、これまでに160以上の合唱団を指導,指揮するなど日本を代表する「第九」指導者として活躍。佐渡裕、ジュゼッペ・サッバティーニ氏など国内外の著名な指揮者からの信頼も絶大である。新日本フィルはじめオーケストラとの共演も多く、フォーレのレクイエムなど名演も残している。現在、各合唱コンクールの審査員や合唱祭の講評者を務める。

大学、職場など全国のアマチュアコーラスの育成にも力を注ぎ、役者やタレントの歌唱指導にも多く携わっている。現代曲や未発表作品の演奏にも積極的に取り組み、その活動に各方面からの益々の注目と期待が集まっている。小中学生を対象とした講演活動「感動は人を変える」は大きな反響を呼び、夢を持つことの素晴らしさや大切さを若い世代に伝えている。本人(下村)の半生をテーマにした混声合唱組曲「楽の音は天より響き」「心の架け橋」(作曲:丸尾直史)は各方面から反響を呼んでいる。現在、合唱団「郁の会」代表・音楽監督兼常任指揮者、日本ベートーヴェン協会第5代会長日本ベートーヴェン協会合唱団会長・音楽監督、ベートーヴェン研究家。